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 国立環境研究所は5年ごとに中期計画というものを立てる。研究プロジェクトを考え,組織も変わる。研究所内のあちこちで小さな引っ越しがあり,環境研ニュースには,先月号のように新しい体制の説明記事が掲載される。これを5年ごとに繰り返すのは,落ち着かないことである。

 とはいえ,5年が短いと感じるのは大人の感覚だ。5年間といえば小学校1年生が6年生になる時間でもある。1年生のころには,6年生なんてほとんど想像の及ばない未来のことのような気がしていた。一学期だってじゅうぶん長かった。短かったのは夏休みぐらいだ。

 ここで,小学生の成長を思えば研究所だって5年のあいだにずいぶん成長できるはずだ,などと締めるのはなんとも優等生的だ。そんな建前をいくら束ねてみても,元気な研究所にはなるまい。それよりは,自分自身がなにか新しいワザを身につけることを考えたい。研究に直接関係があってもなくてもよいから,楽しくて,人にも喜ばれるようなワザ。

さて,なにを勉強しましょう。

(T.A.)