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NIES Annual Report 2002 AE-8-'02 (平成14年12月発行)

 本書は,国立環境研究所の平成13年度の活動状況を海外の環境研究者や環境行政に携わる方々に分かりやすく紹介することを目的に編集したものです。研究所の組織,重点特別プロジェクトと政策対応型調査・研究の内容,研究分野毎の研究成果と発表リスト,各センターの業務,国際交流,研究所出版物,研究施設・設備と人員について概要が記載されています。平成13年4月に独立行政法人化された際に研究所の組織と運営方法が大幅に変更されたことを受けて,従来の英文年報とは構成が大きく異なっています。しかし,単に「国立環境研究所年報」の英語版ではなく,トピックスとなる研究成果を中心にカラー写真を多用して読者にとって興味深く読みやすいものにするという創刊号以来の編集方針は引き継がれています。

(編集委員会英文年報班主査 横内陽子)

「環境儀」No.7 バイオ・エコエンジニアリング-開発途上国の水環境改善をめざして (平成15年1月発行)

 私たちが流している生活排水に含まれる窒素,リンが湖沼の富栄養化の大きな原因になっています。開発途上国ではこの問題がより深刻で,安全な水にアクセスできない人が大勢います。しかし,これらの国では電力事情などのため,一極集中型の下水処理システムのみによって対策を進めることは困難です。このような問題の解決に向けて,国立環境研究所では微生物の働きを利用したバイオエンジニアリングと水生生物や土壌を活用したエコエンジニアリングを融合したバイオ・エコエンジニアリング技術の開発に取り組んでいます。本号では,このバイオ・エコエンジニアリングをめぐる研究の概要,これまでの研究成果,現在進めているプロジェクトなどを分かりやすく紹介しています。

(「環境儀」第7号ワーキンググループリーダー 横内陽子)