ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

セミナー委員会所内研究発表会小委員会委員長 田辺 潔

 平成6年度所内研究発表会が12月15日に開催された。当日は,発表会の前に中会議室でサロン・ド・ニース(演者:鈴木所長,演題:Quality of Life と環境)が開催された。発表会に続いて有志の寄付による懇親会が開かれるという一大イベント(?)であったが,いずれも大盛況であった。

 所内研究発表会は,大山記念ホール前ロビーでポスター形式で行われ,新採用研究職員と科学技術特別研究員を中心に16件の発表があった。広いロビーに移動できない程の人が集まり,どのポスターの前でも活発な議論が交わされた。議論は,懇親会の間,さらには時間外まであちこちで続き,筆者はいたく感心させられた(筆者は議論より食べ物という不届きな新人)。新しく来た研究者とその専門を紹介し,交流を図ることを目的に企画したが,これらは大いに達成されたのではないかと思っている。

 今年の所内研究発表会には報告すべきことがもう一つある。それは,新しい人たちの励みにということで,「これからも頑張りま賞(金一封と豪華本)」が所長,副所長から贈られたことである。受賞した社会環境システム部の日引聡さん,おめでとうございます。

 最後に,発表された方々,裏方として活躍された方々にご協力を感謝します。

(たなべ きよし 化学環境部計測技術研究室)

平成6年度所内研究発表会(ポスター発表)プログラム

日時:12月15日(木) 16:00〜17:00
場所:大山ホール前ロビー


Stability of bacterial lactamase in transformed yeast cells.
(酵母細胞内に蓄積した大腸菌由来ラクタマーゼの安定性について)
五十嵐隆夫*
腎細胞由来培養LLC-PKIにおけるカドミウムのDNA fragmentationの誘導 石堂  正美
ADEOS 衛星搭載オゾン層観測センサーILASの検証実験計画について 神沢  博
ヒトにおける心拍/体動モニターの応用可能性について
ー環境要因に伴う不眠症やストレス応答の解析ー
黒河  佳香
Thin film synthesis and analysis:  An attempt of cross-disciplinary and international working.
(薄膜の合成と分析:分野横断的,国際的研究の試み)
Schwartzbach,D*
多面体モデル最適化による立体形状決定法の研究 杉田  幹夫*
酸化ストレス下におけるHsp60タンパク質の核内での特異的発現 曽根  秀子*
有害化学物質に関する暴露アセスメントの試み
−経気道暴露モニタリングを中心として−
田辺  潔
Photosynthetic induction response in C3 and C4 plants grown under shade and sun conditions.
(異なる光環境で成育したC3とC4植物の光合成誘導反応)
唐  艶鴻
シベリアにおける航空機を用いた大気中のメタン濃度の測定 遠嶋  康徳
微生物のセシウム蓄積機構の解明に関する研究 冨岡  典子
人工海浜の浄化特性について 西村  修
Preliminary study on effects of the carbon tax on Japanese economy.
(炭素税が日本経済に及ぼす影響に関する予備的研究)
日引  聡
マクロファージによる一酸化窒素産生と肺上皮細胞 平野靖史郎
(SV40T2)のDNAフラグメンテーション メチルラジカルと酸素原子の反応速度の同位体効果 古林  仁
有機スズと巻貝のインポセックス
−アワビ類への影響の予備調査結果を交えて−
堀口  敏宏
*科学技術特別研究員)