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 今年の十大ニュースや世相を反映した流行語などが新聞やテレビで報道される季節となりました。1994年を振り返ると,環境問題に関するキーワードのひとつとして,「持続可能性(サステイナビリテイー)」という言葉が浮かびます。本号の論評でも紹介されているように,この言葉は単に現状を維持するという意味としてだけではなく「発展」という語と合わせて使われる点が注目されます。国立環境研究所にとって1994年の十大ニュースのひとつは,設立20周年を迎えたことでしょう。これもまた,研究所が20年間「持続」してきたことではなく,この間絶え間なく発展しつづけてきたことをもって尊しとすべきものだと思います。また,環境研究の中には持続することによって始めて発展が期待できるものも多くあります。小生が4年前から取り組んでいる,熱帯林の生物多様性とその保全のための研究もそうした類の典型です。こうした「じわじわ」発展していくのが環境研究の特徴なのかもしれません。皆様,よいお年を。(N.K.)