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ホーム > 刊行物 > 国立環境研究所ニュース > 12巻 > 5号 (1993年12月発行) > 環境遺伝子工学実験棟

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環境遺伝子工学実験棟
近藤  矩朗

遺伝子工学を環境保全に利用したり,遺伝子を組換えた生物(組換え生物)の環境中での挙動や影響を検討することを目的に環境遺伝子工学実験棟が建設され,このたび稼働を開始した。本施設の物理的封じ込めレベルはP1およびP2であり,人間の健康に対しては極めて安全性の高い実験のみが行われる。

本施設は2階建てで,1階には微生物,植物,動物の遺伝子組換え実験室がある。それぞれに培養室,栽培室,飼育室が設置されていて,組換えた生物の育成ができる。また,組換え微生物の模擬的生態系における挙動や他の生物に対する影響を研究するための環境影響評価実験室がある。ここには土壌環境実験装置,水系マイクロコズム等が設置される予定である。2階はラジオアイソトープの管理区域になっており,生化学実験,遺伝子の構造解析,動物細胞の培養のための実験室がある。また,1階に分析機器室があり,DNAやタンパク質の構造を解析するための装置が設置されている。さらに,得られた結果を既知のデータと比較したり,遺伝子の構造を解析するための遺伝子構造解析室がある。

遺伝子を環境保全に利用するための研究には,遺伝子操作による環境浄化生物,環境指標生物の開発等があるが,近年,遺伝子解析技術の応用範囲が急速に拡大し,遺伝子の多様性の研究や,化学物質のリスク評価のための研究なども本施設で実施される予定である。

(こんどう  のりあき,地域環境研究グループ新生生物評価研究チーム総合研究官)

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