| 研究課題 |
5)環境中/生態系での元素の存在状態並びに動態に関する基礎研究 |
| 〔担当者〕 |
柴田康行・瀬山春彦・田中 敦・堀口敏宏・米田 穣・吉永 淳 |
| 〔期 間〕 |
平成8〜12年度(1996〜2000年度) |
| 〔内 容〕 |
海洋生態系におけるヒ素の循環を明らかにする目的で,食物連鎖の低次に位置する動物,植物プランクトン中のヒ素の化学形態のHPLC-ICP/MSによる解析を継続した。北半球でも南半球でも近縁種同士のヒ素化合物は類似しており,食性に応じて主成分ヒ素化合物がアルセノベタイン(動食性)とヒ素糖(植食性)の間で変化する様子を明らかにした。ケイ酸塩鉱物の化学的風化メカニズムを明らかにするため,前年に引き続き黒雲母の溶解実験をpHを変えて行った。溶解反応後の黒雲母の表面分析から,酸性では表面溶脱層が生成するが,アルカリ性では溶脱層が見いだされず,pHにより黒雲母の溶解メカニズムが異なることが明らかとなった。過去の食性を復元し,人類集団と古環境の関係を明らかにするために,古人骨中のタンパク質の安定同位体比を測定した。北海道の縄文時代人が,海棲ほ乳類・大型魚類に強く依存した食性を有していたことが明らかになった。 |
| 〔発 表〕 |
D-11,12,14,17〜19,52,d-11〜16,48 |