7.9 環境省からの受託等業務
本研究所は,平成13年4月に独立行政法人化したことにより,国や民間の機関等からの業務の委託,請負実施が可能となった。本センターにおいても,本年度,環境省からの4件の委託,請負業務を実施した。その概要は以下のとおりである。
(1)平成13年度水質環境総合管理情報システムの開発業務(委託,水環境部企画課)
各種の水環境情報を一般に利用しやすい形で提供するシステムの構築を行い,広く国民の環境保全への理解を深めるとともに,水環境保全活動及び学術的な調査・研究を支援し,さらに,各行政機関が収集した水環境関連情報及び市民から提供される情報についても総合的に提供できるシステムの構築を目的として,本年度から4年計画で開始されたものである。
本年度においては,所内研究者の協力も得てシステムのあり方や水環境情報の調査項目,調査方法の検討のほか,河川・流域データ等の基礎的な電子データの購入,データ管理プログラム及びGISを活用した表示プログラム等の開発を行った。
(2)本年度大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)表示系管理業務(請負,環境管理局大気環境課)
環境省では,光化学オキシダント対策等の大気汚染防止施策に資することを目的として,平成12年6月から,一般向けの本システムの試験運用を開始するとともに,データ収集の範囲を全国的に広く展開しているところである。
本年度においては,本システムの表示系であるデータ公開システムの管理・運用を行うとともに,GISを活用した表示機能を追加開発し,平成14年1月21日から本格運用に移行した。
(3)本年度PRTRデータの公表・開示システム開発業務(請負,環境保健部環境安全課)
平成11年7月に制定された特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)に基づき,平成14年度から,対象事業者による届け出が開始される。環境省では,PRTR制度の円滑な導入に向けた環境の整備を進めているところであるが,本システムの整備はその一環として,環境への排出量と移動量データの公表に向け,これらのデータの集計・出力するシステムを開発するとともに,届け出データの開示請求に対応するためのデータ検索及び出力システムを開発するものである。
本年度においては,所内研究者の協力も得て,平成12年度に実施したパイロット事業のPRTRデータの試験ページの作成を行うとともに,公表・開示に向けたシステムの基本設計を行った。
(4)平成13年度生活環境情報総合管理システムの開発業務(請負,環境管理局大気生活環境室)
近年における感覚公害問題の実情を踏まえ,全国の騒音・振動・悪臭に係る法施行データ,発生源データ等を整備したシステムを開発し,広く情報発信することにより,地方公共団体における対策の推進,事業者による自主管理の推進,国民自らによる生活環境向上のための活動,環境影響評価のための基礎資料を得るなど,多岐にわたる利用に資することを目的とするものである。
本年度においては,システム構築のための基礎調査を行い,生活環境の特徴や特性を踏まえたシステムのあり方や今後の情報提供方法のあり方など,システム全般についての概念設計を行った。
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