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研究成果物



 

(43) 有害物質藻類産生ミクロキスチンの生分解機構と水質改善に関する研究


〔区分名〕地環研
〔研究課題コード〕0101AH332
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕稲森悠平(循環型社会形成推進・廃棄物研究センター)・水落元之
〔期 間〕平成13年度(2001年度)
〔目 的〕福井県に位置する三方五湖では,例年,アオコが発生し,漁業への影響や景観の悪化を招いている。そこで,本研究では三方五湖の有害藻類発生状況を定期的に調査するとともに,超音波,オゾン発生装置を設置しアオコの除去,抑制効果について検討を行った。
〔内容および成果〕
 三方湖内での生物調査では,本年度はミクロキスティス属に帰因するアオコの形成は確認されなかった。しかし,観察された植物プランクトンの9割は藍藻類が占めており,依然としてその発生の潜在能は有しているものと考えられた。藍藻類種としては,ミクロキスティス属,アナベナ属等は少なく,プランクトスリクス属,ラフィディオプシス属が多く観察され昨年と同様の結果となった。有毒物質microcystinの濃度は,WHO規制基準化されているmicrocystinLRの濃度で0.04μg l−1であり,基準値の1μg l−1を下回る値となった。しかしながら,微量ながらも確実に検出されたことから今後,継続した監視を行う必要がある。オゾン,超音波を用いたアオコの除去効果については,本年度は顕著なアオコの発生が確認されなかったことから明瞭な結果は得られなかった。なお,オゾン超音波処理による湖内動物プランクトンへの影響を調べると,実験水域においてその数に変化はなくこの装置の生態系への安全性が確認された。
〔備 考〕
共同研究機関:福井県環境科学センター
共同研究者:塚崎嘉彦


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