(32) 生活習慣病の循環器・呼吸器病変に及ぼすデイーゼル排気微粒子の影響に関する研究
〔区分名〕文科-科研費
〔研究課題コード〕0102CD285
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕高野裕久(内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクトグループ)・柳澤利枝
〔期 間〕平成13〜14年度(2001〜2002年度)
〔目 的〕デイーゼル排気(DE)やそれに含まれる微粒子(DEP)が生活習慣病に関連する呼吸器および循環器傷害を増悪するか否かを動物モデルを用いて明らかにし,これまでの疫学的知見に実験的論拠を与えることを第一の目的とする。また,増悪のメカニズムを遺伝子レベルまで掘り下げて解明し,ヒトにおける影響を類推すると共に,ヒトの健康影響評価に適用可能な指標(バイオマーカー)を探索することを第二の目的とする。
〔内容および成果〕
DEPにより細菌毒素による肺傷害は相乗的に増悪することが明らかになった。この増悪効果には,炎症性サイトカイン(IL-1等),ケモカイン(MIP-1,MCP-1,KC等),細胞接着分子(ICAM-1等)の発現亢進が重要と考えられた。易感染性を持つポピュレーションが,浮遊粒子状物質による汚染に対し,重篤な健康影響を受けやすいことが疫学的に報告されている。今回の実験結果は,この疫学的知見に実験的論拠を,少なくとも部分的に与えるものと考えられる。
〔備 考〕
当課題は重点研究分野W.5.1にも関連
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