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研究成果物



 

(2) バイカルスケールの構築に関する基礎的研究


〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0004AE275
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕河合崇欣(化学環境研究領域)・柴田康行・刀正行・田中 敦・瀬山春彦・高松武次郎
〔期 間〕平成13年度(2001年度)
〔目 的〕ユーラシア大陸北東域のタイガ(亜寒帯針葉樹林帯)の中にあって,地球上で最も典型的な内陸性気候を示すバイカル湖地域は,環境(特に気候)変動の生物相への影響を調べるのに優れた条件を有する。バイカル湖は,世界最古の歴史(〜3千万年)を持つ湖で,湖内の生物の6割以上が固有種であると言われる。このような条件を生かして,環境変動が生物相に与える影響を議論するための国際的な標準情報を準備することが本研究の基本目標である。
〔内容および成果〕
 これまで,湖底堆積層試料を用いる古環境変動解析,現存生態系解析,系統進化解析を柱として,10年余にわたって続けてきたバイカル湖研究の成果を踏まえて,観測された事実相互の関連性や変動を生み出す機構などについて,研究を発展させる。地球規模の環境変化に関わる歴史的な事件の影響の記録をバイカル湖の湖底堆積層から読み出し,時間的な前後関係を一本の時間軸の上で整理する。バイカル湖の南,同じリフト系のフブスグル湖(モンゴル),中国の黄土堆積層の記録とも比較しながら,実用性の高い国際標準スケールを準備する。
 今年度は,十分な予算が獲得できなかったため,フブスグル湖の予備的調査(ロ,蒙,日合同),これまでの成果の情報交換と今後の国際共同研究の準備を目的とした国際ワークショップ(ウランバートル),中国黄土堆積層古環境変動解析グループとの情報・意見交換と国際共同研究の準備をするとともに,成果発表(論文発表,単行本出版準備)をすすめた。
〔備 考〕
研究代表者:河合崇欣(国立環境研究所)
共同研究機関:ロシア科学アカデミー・地球化学研究所・モンゴル科学アカデミー・地質鉱物資源研究所
共同研究者:箕浦幸治(東北大学)・柏谷健二(金沢大学)ほか多数


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