5.7 その他
(1) 風景評価の人間社会的側面に関する研究
〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0105AE019
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕青木陽二(社会環境システム研究領域)・一ノ瀬俊明・多田 満
〔期 間〕平成13〜17年度(2001〜2005年)
〔内容および成果〕
視覚を中心とした刺激による風景評価という現象は,現場で与えられた物理的条件と心理的反応との間の確率的な関係にとして成立する。そしてこの確率現象は人間社会的な要因,過去の体験や文化,気候風土によって変化するものである。このような人間社会的条件と人間の知覚の関連を明らかにし,風景評価の特性を明らかにする。
前年度までに実施された室町時代以降に来日した西洋人の日本での風景評価についてまとめ,西洋人の見方を検討し,英国やチェコ共和国の研究者と共同して行う研究について検討した。南アルプスで実施した多様な植生景観の親しみ易さについて分析し,英国の景観研究グループの研究会で発表した。また八景に関する学識者の知識について調査を実施した。明治期以降に日本で出版された風景に関する著書を調べ,風景という現象がどのように理解されてきたかを日本造園学会の大会で発表した。また人類が風景という現象をどのように獲得してきたかをシンガポールで開かれたIFLAの世界大会で発表した。日本人の風景観の特徴である季節感を表す自然現象を俳句の季語について調べ,植生の多様な評価について明らかにし,環境情報科学センターの環境研究発表会に報告した。
〔備 考〕
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