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研究成果物



 

(3) 土壌生態系における土壌微生物群集構造の解析


〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0004AE114
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕村田智吉(水土壌圏環境研究領域)
〔期 間〕平成12〜16年度(2000〜2004年度)
〔目 的〕同一生成過程の土壌において異なる管理体系が土壌微生物の群集構造にどのような影響をおよぼすものかを明らかにする。
〔内容および成果〕
 白クローバー−イネ科草本を主体とする牧羊草地土壌(Typic Ustochrepts)における放牧強度(放牧頭数)の違いがあたえる土壌細菌群集構造への影響を以下の方法で検討した。平板培地(R2A)に試料土壌の懸濁液を塗沫後,4日目に出現した細菌コロニーを無作為に30株選び,純化処理後に各菌株の脂肪酸組成分析を行った。選抜された30菌株の脂肪酸プロファイルを用いてUPGMA法にてクラスター分析を行い,平均クラスター間距離より各土壌の多様性評価を行なった。その結果,放牧強度が強くなるにしたがい平均クラスター間距離は低下,特にグラム陰性細菌群の出現確率が低下していた。これは,放牧強度の増大が地上部植生を減少させ,光合成産物としての植物根からの有機物分泌物量を減少させるとともに植生バイオマスそのものの減少も加わり,根域細菌相への基質量の減少を導いたと考えられる。その結果,根域に多いグラム陰性細薗群の出現確率が低下し,土壌細群の多様性を低下させたと推測された。
〔備 考〕


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