(6) 北海道釧路川流域を対象とした流域内の水収支モデルの開発
〔区分名〕地環研
〔研究課題コード〕0101AH325
〔重点特別研究プロジェクト〕
〔担当者〕村上正吾(東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理プロジェクトグループ)・林 誠二・中山忠暢・亀山 哲
〔期 間〕平成13年度(2001年度)
〔目 的〕流域内の生態系機能の健全性の保持・維持のためには,流域の有する水保全能の定量的把握,特に実時間での評価が重要な鍵となる。土壌表面・表層の水分量は,植物生態系の成長にとって必要であるばかりではなく,流域内の蒸発散を通じて水循環,降雨時の河川への流出量,表層から地下水への涵養量を規定する。この流域での空間的に3次元,時間的には時間〜年単位までの水収支を定量的に評価するための数理モデルの開発を行う。
〔内 容〕
土壌表層水分量を推定するモデルとしては,衛星モニタリング情報を入力とする大気−植物−土壌系モデルを開発した。土壌表層から地下水層までの領域に対しては2次元不飽和浸透流モデル,地下水流に対しては準3次元の流動モデルをを適用し,降雨時の比較的早い側方浸透流から無降雨時の遅い側方浸透流と地下水帯への鉛直降下量,地下水流等を評価しえる長期・短期の水文流出モデルを開発した。本年度は,モデルの適用性を土壌表層水分量の観点から検証するため,苫小牧のフラックスタワーでの観測値と計算値を比較し,良好な一致が認められた。
〔備 考〕
共同研究機関:北海道環境科学研究センター
共同研究者:金子正美(北海道環境科学研究センター)
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