(3) 20kmグリッドメッシュでの中国における食糧移動のモデル化
〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0102AE129
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕大坪国順(水土壌圏環境研究領域)・一ノ瀬俊明
〔期 間〕平成13〜14年度(2001〜2002年度)
〔目 的〕中国の代表的な地域での食生活の現況とそのトレンドを把握し,それを基に中国全体の食生活の将来動向を予測する。また,中国の大,中,小都市及び農村部の食生活を支えるための流通のメカニズムを解明し,それを基に中国の食糧の需給バランスを予測することを目的とする。本年度は中国での食糧消費動向の把握と食糧流通(移動)のモデル化を行い,平成14年度は食糧流通モデルの中国への適用と食糧需給の将来バランスのマップ化を行う。
〔内容および成果〕
中国における食生活,消費動向を把握するために関連する統計資料の収集を行い,解析に着手した。非市場主導型及び市場主導型の2つの食糧輸送モデルを構築し,仮想島を対象として食糧ストック変化の数値シミュレーションを行った。食糧輸送がなかったとすると都市域で食糧が大幅に不足するが,非市場主導型モデルでは,輸送強度係数を増やしていくと都市域における食糧不足が徐々に解消され,生産地におけるストックも減少していき,局地的なアンバランスはほとんど見られなくなる。一方,市場主導型モデルでは,食糧吸収係数を上げていくと大都市の一部でストックが急速に蓄積され始める。それに遅れて生産地でのストックが減り始め,GDPが低い地域での広域的な飢餓の発生というアンバランスな分布が発生する。非市場主導型モデルで見られたようなアンバランスの一時的な解消は見られなかった。
〔備 考〕
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