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研究成果物



 

(15) ライダーによるアジア太平洋地域のエアロゾルの立体分布に関する長期モニタリング


〔区分名〕奨励
〔研究課題コード〕0101AF092
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕杉本伸夫(大気圏環境研究領域)・清水 厚・松井一郎
〔期 間〕平成13年度(2001年度)
〔目 的〕エアロゾルは大気の放射過程において大きな効果を持つと考えられているが,その分布については観測に基づく気候値も明確に知られていないのが現状である。特に,アジア太平洋地域は,中国大陸に発生源を有する黄砂エアロゾルや,人間活動によるエアロゾルの発生量が多く,また,エアロゾルの長期的な変動が人間活動や環境の変化に大きく依存する地域として注目される。本研究はライダーによる長期観測により,アジア太平洋域におけるエアロゾルの3次元分布の動態を把握するための手法を確立することを目的とする。
〔内容および成果〕
 国立環境研において開発した連続自動観測ライダーによるつくば,長崎,北京における通年観測を実施した。また研究船「みらい」搭載用ライダーを用いた観測を実施した。既存の長崎,北京のライダーを自動運転するとともに,データ処理手法を確立し,自動収集したデータについてクイックルック表示,測定対象の判別(黄砂,エアロゾル,水雲,氷雲など),消散係数のプロファイルを計算し自動表示するシステムを開発した。さらに,偏光解消度と2波長の後方散乱データを用いてエアロゾルの特性を評価する手法を検討し,「みらい」および長崎で取得した2波長データに適用してエアロゾルの分類(黄砂,海塩,人為起源エアロゾル)が可能であることを示した。一方,化学輸送モデル(九州大学のCFORS)との比較を行ない,ライダーによる連続的な時系列データがエアロゾル輸送モデルの検証,改良に有効であることを示した。春季の観測は国際共同観測研究ACE-Asiaと連携し航空機観測のためのリアルタイムデータを提供するとともに,解析データを用いた共同研究を進めた。
〔備 考〕


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