(6) 環境評価のためのモデリングとシミュレーション手法に関する研究
〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0101AE037
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕須賀伸介(社会環境システム研究領域)・田村正行・清水 明
〔期 間〕平成13年度(2001年度)
〔目 的〕環境を定量的に評価する立場から,環境問題に対する数理モデルの構築およびシミュレーションに関する基礎的研究を行う。本年度は,局所的に複雑な挙動を示す物理現象に関連したシミュレーションシステムと観測データの解析システム構築の準備として,(1)大気中の流体シミュレーションおよび観測データの処理手法についての文献調査を行い,(2)新しい流体の数値シミュレーション手法として近年注目されている格子ガス法,および条件付き確率場の理論に基づく観測データの解析手法について検討することを目的とする。
〔内容および成果〕
格子ガス法の大気環境シミュレーションへの適用を検討するために以下について文献調査を行った。(1)非常に複雑な形状を有する計算領域での流れ,(2)物質密度の反応・拡散,(3)粒子の沈着。その結果格子ガス法は,差分法などの従来のシミュレーション手法と比べて沿道等における大気シミュレーションにとって非常に有望な手法であることを確認した。その主な理由は以下の2点である。(a)上記(1)〜(3)を考慮した計算アルゴリズムの構築が非常に容易に実現可能である。(b)計算精度は従来の手法とほぼ同程度である。
条件付き確率場の理論に基づく観測データの解析手法と再配置可能な多数の簡易観測システムの最適配置問題との関連性について検討した。
〔備 考〕
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