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研究成果物



 

(3) PM2.5・DEPの測定に関する研究


〔区分名〕重点特別
〔研究課題コード〕0105AA297
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
V.1.6.大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価
〔担当者〕福山 力(大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価プロジェクトグループ)・内山政弘・西川雅高・上原 清・松本幸雄・須賀伸介
〔期 間〕平成13〜17年度(2001〜2005年度)
〔目 的〕大気中の微小粒子状物質および粒子生成にかかわるガス状物質を対象として,高密度かつ高時間分解能測定が可能な計測システムを確立し,それによって得られるデータに基づいて,発生源から種々の輸送過程を経て最終的には人体や植物体に至る粒子状物質の振る舞いを全体的に把握すること。空間的に高い密度で展開することができ,かつ高い時間分解能の測定を可能とする測定システムとデータ処理方法の開発。
〔内容および成果〕
 1)固相比色法による二酸化窒素センサーおよび光散乱式粒子センサーを用いたモニタリングシステムの試験運転:市街地に100m程度の間隔で上記センサー10個を二次元的に展開し,約2週間にわたって試験的モニタリングを行い,既設監視局データとの比較などを行った。その結果,二酸化窒素モニターは十分実用の域に達していることが判明し,濃度分布などから高密度測定の必要性が裏付けられた。一方,粒子センサーは吸引サンプリング機構等に技術的問題が認められた。また,森林地域(長野県大芝高原アカマツ林)において半導体型オゾンセンサーの試運転を行なったところ,ノイズレベルや安定性の点でさらに検討が必要であることがわかった。
 2)全国常時監視局では,10μm分粒器付ベータ線吸収式エアロゾル計測装置が稼働している。このベータ線吸収式エアロゾル計測装置が,PM2.5を対象とする常時監視に適用できるかどうか検討を始めた。本年は,大気モニター棟(常時監視局のモデル的施設)において,PM2.5を対象とするベータ線吸収式エアロゾル計測装置の対照機器であるTEOM (Tapered Element Oscillating Microbalance)装置の基本性能を調べた。基準法であるPM2.5 濾過捕集法とTEOMの1ヵ月連続試験から,両者間には0.9以上の高い相関関係が認められた。現在,TEOMおよびベータ線吸収式エアロゾル計測装置の並行試験に着手したところである。
 3)PM2.5エアロゾルはものの燃焼から発生する成分が多く含まれている。燃焼過程で発生する炭素成分のスペシエーションが環境化学的に重要である。濾過捕集したPM2.5エアロゾル試料中の炭素成分の分別測定を目的として,熱分離法による無機系炭素および有機系炭素の分離装置を自作した。現在,基礎的装置性能を確認中である。
〔備 考〕


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