(2) 高山植物の実験植物化および生態的特性解明に関する研究
〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0004AE146
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕名取俊樹(生物圏環境研究領域)
〔期 間〕平成12〜16年度(2000〜2004年度)
〔目 的〕近年人間活動の様々な影響が我が国の高山帯のみに分布が限られている植物にも及んでいる。これらの影響をできる限り正確に把握するためには,野外調査に加え実験的検討が必要である。しかし,これらの植物のなかには実験的検討ができ難いものがあり,その大きな原因として栽培の困難さが上げられる。本研究ではこれらの植物について実験的検討を行うため,まず実験植物化を行い,次いで生態的な特性解明を行うことを目的とする。本年度は,特に,環境制御温室内でのキタダケソウの栄養繁殖あるいは種子繁殖による増殖法を検討した。
〔内容および成果〕
キタダケソウの効率的な栄養繁殖法を検討するためレキ耕栽培を行った。その結果,栽培中のキタダケソウが環境ストレスを受けているどうかPAMを用いて測定し,栽培が良好であることを確認したが,その後不幸にして工事に伴い,同じ温度,湿度に制御した別の温室に移動したにもかかわらずその後の生育が不良となり,環境制御温室内でのキタダケソウは僅かな環境変化にも敏感であることが分かった。また,所定の手続きを経た後キタダケソウの種子を採取し,採取直後及び冷湿保存後環境制御温室内で発芽実験を行っている。しかし,現在までのところ発芽してきた種子は確認されていない。
〔備 考〕
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