(13) SOX代謝系酵素組み替え植物のSOX浄化能力の評価
〔区分名〕他省庁
〔研究課題コード〕0103JA147
〔担当者〕名取俊樹(生物圏環境研究領域)
〔期 間〕平成13〜15年度(2001〜2003度)
〔目 的〕形質転換体植物の応用を考える際,植物の生活の基本単位である個体レベルでの特性把握が不可欠である。本研究では,すでに得られているSOX代謝酵素形質転換体タバコの個体レベルでの大気汚染ガス吸収能を明らかにするため,植物体周囲の温度,湿度,光強度,ガス濃度を精密に制御し,SOX代謝酵素形質転換体の個体レベルでのSOX浄化能の解析及び評価を行う。13年度は,特に,SOX代謝系内に4種の酵素遺伝子それぞれを入れた単独遺伝子形質転換体タバコのSO2耐性及びSO2吸収能を調べた。
〔内容および成果〕
4種の形質転換体タバコに1ppmSO2暴露を行い葉位別に可視傷害の発生の有無を調べたところ,形質転換を行っていない対照植物に比べて可視傷害が発生し難い形質転換体が確認できた。さらに,SO2暴露時のSO2吸収量を推定するため,鉢を不透性の袋で包んだ植物をバランスの上に設置し,SO2暴露を行いながらその重量変化を記録し蒸散速度を測定した。その結果,対照タバコと4種の形質転換体タバコとの間で顕著な差は認められなかった。これらの結果から,SO2を吸収しても可視傷害が出にくい形質転換体が確認された。
〔備 考〕
共同研究者:田中 浄(鳥取大学)
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