(9) 浅い富栄養湖沼のひとつの安定系モデル「水生植物系」を成立させる要因の解析
〔区分名〕文科-科研費
〔研究課題コード〕0102CD208
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査,研究名〕
〔担当者〕高村典子(生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクトグループ)
〔期 間〕平成13〜14年度(2001〜2002年度)
〔目 的〕浅い湖沼において,水生植物が繁茂している系と水生植物がない系,おのおのの系での生物群集と環境要因の関係および物質循環の違いを明らかにする。
〔内容および成果〕
浅い富栄養湖沼における沈水植物群落の有無が,水環境とプランクトン群集に与える影響を,釧路湿原の3湖沼での調査から明らかにした。さらに,ヒシ群落の有無については,ため池の中に隔離水界4基を構築して,そのうちの2基にヒシを植栽した実験を行った。沈水植物群落の存在は,夏季の植物プランクトン現存量の有意な低下をもたらした。また,植物プランクトン群集組成が大きく変わった。ヒシ群落では,水中の光の減衰が大きく,溶存炭素濃度が高く,水中のpHと底泥付近の酸素濃度がともに低くなった。
〔備 考〕
共同研究者:角野康郎(神戸大学)・宮下 直(東京大学)
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