4.2 生態系の構造と機能及びその管理手法に関する研究
(1) 水位変動が水生植物群落におけるガス動態に及ぼす影響
〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0103AE144
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕矢部 徹(生物圏環境研究領域)
〔期 間〕平成13〜15年度(2001〜2003年度)
〔目 的〕陸域と水域の移行帯によく見られるヨシなどの抽水植物は,常に水位変動にさらされている。この水位変動は,植物の形態や成長だけでなく生育環境である土壌の酸化還元状態などにも影響を及ぼし,群落全体のガス動態にも影響を及ぼしていると思われる。本研究では水位変化をつけることができる実験施設で抽水植物のヨシを用いて,植物体経由と土壌表面から放出されるガスを定量化することで,水位が群落全体のガス動態に及ぼす影響を明らかにする。
〔内容および成果〕
ヨシが植栽されている有底枠2基を用いて,人為的に水位調整できるシステムを構築した。2001年6月よりヨシが植栽されている有底枠2基と土壌のみの有底枠2基について,給水システムおよび排水システムを作成し人為的に水位調節できるようにした。水位30cmと水位0cmに設定して,ガスフラックスの測定とバイオマスの測定を試みた。毎月1回ヨシ経由のガスフラックスを間接法(Hirota
and Tsuchiya in preparation)によって測定し,土壌経由のガスフラックスは水上置換法で採取が可能となった。ヨシ群落の周辺環境として,深度別に酸化還元電位(0,5,10,20,30,50cm)を測定する電極を作成し,土壌環境を測定する事を可能にした。
〔備 考〕
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