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研究成果物



 

(9) 河川敷に生息するスズメ目鳥類のハビタット選択と個体群動態に関する研究


〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕9904AE193
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕永田尚志(生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクトグループ)
〔期 間〕平成11〜16年度(1999〜2004年度)
〔目 的〕河川敷や湖岸に広がるヨシ原などの抽水植物群落で繁殖するスズメ目鳥類の年令構成,性比,密度などの個体群構造の変動と生息環境の変化の関連を把握し,河川敷の生息環境が各種の個体群および種間関係に及ぼす影響を明らかにする。最終的には,河川敷に生息する鳥類群集および希少種のオオセッカの保全に役立てることを目的とする。
〔内容および成果〕
 利根川下流域に生息している希少動植物種のオオセッカの全数調査を行った。オオセッカは,利根川下流域左岸には河口から22.5〜32.5kmの地点にかけて,同右岸には16.0〜33.0kmの地点にかけて分布していた。センサスで確認した囀り雄の個体数は,利根川左岸に189羽,同右岸に112羽,周辺の休耕田に66羽の合計367羽であった。これに,堤防からのセンサスでカバーできる面積を考慮して補正すると利根川下流域に1000±200羽のオオセッカが生息していると推定された。一方,1993年に20数羽の生息を確認していた霞ヶ浦では,オオセッカの生息が確認できず,繁殖個体群が消滅していた。1994年に行ったオオセッカセンサスでは利根川右岸での分布は確認されていず,この7年間で分布が広がり,個体数も2倍以上に増加したと考えられる。
〔備 考〕


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