(7) 底生動物の形態と環境要因との関連に関する基礎的研究
〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0003AE138
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕上野隆平(生物圏環境研究領域)
〔期 間〕平成12〜15年度(2000〜2003年度)
〔目 的〕動物の形態には種間での差異や種内変異があり,運動・呼吸など生理的機能を持つ部位の形態は環境要因に応じて変化することから,形態の変異の情報は環境への適応のしくみを知る上で重要だと考えられる。また,特に種内変異の情報は種の定義を明らかにするためにも必要である。本研究では,十分に研究されていない無脊椎動物の形態の種間・種内での変異と環境要因との関連について調査する。
〔内容および成果〕
ユスリカ口器の微細形態の差異が系統の差異を反映するか調べるため,6種のユスリカ属幼虫および近縁の5属のユスリカ幼虫の腹下唇板および大顎の微細形態を比較した。同属異種間での形態の変異はあるものの他の属との差異は明らかであり,非常に近縁と思われるセスジユスリカとヒシモンユスリカでは口器の微細形態も非常によく似ていた。今後,より多くの種について検討する必要があるが,属間・種間の系統の解析に利用可能であると思われる。
〔備 考〕
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