(19) 病原生物が野生生物集団に及ぼす影響に関する研究
〔区分名〕文科-科研費
〔研究課題コード〕0103CD209
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕椿 宜高(生物多様性の減少機構と保全プロジェクトグループ)・高村健二・永田尚志・五箇公一
〔期 間〕平成13〜15年度(2001〜2003年度)
〔目 的〕カワトンボ,コジュリン,セイヨウマルハナバチの自然集団を系としてえらび,寄生率および寄生抵抗性(免疫能)の種内変異(集団内変異と集団間変異)を実態調査するとともに,変異の維持機構を遺伝/生理学的手法を用いて進化生態学的な視点から明らかにする。また集団内に寄生率の異なる二型が存在するカワトンボを選び,寄生抵抗性の種内変異の意義を明らかにする。また,性的形質と病気抵抗性との関連性を調べるためにコジュリンを対象とする。侵入生物であるセイヨウマルハナバチは輸入時に寄生ダニがついていることが多く,寄生ダニの在来マルハナバチとセイヨウマルハナバチへの影響を比較する。
〔内容および成果〕
カワトンボではメラニンをチロシンから合成する際に使われるプロフェノール酸化酵素に関する遺伝変異を調べるたが変異は見つからなかった。量的な変異である可能性が高い。コジュリンの血液中病原生物の検出法の開発を行った。輸入されたセイヨウマルハナバチと日本産のマルハナバチ類,それぞれに寄生するマルハナバチポリプダニを採集し,4者の遺伝的差異を分子遺伝学的に明らかにした。
〔備 考〕
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