(8) 環境因子によるアポトーシス誘導の分子機構の解明
〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0102AE190
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕石堂正美(内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクトグループ)
〔期 間〕平成13〜14年度(2001〜2002年度)
〔目 的〕今日の環境問題の中で,環境有害因子に生体が暴露したときの,人の健康への影響を鋭敏に,かつ感度よく評価できる手法を確立することは極め重要な課題になっている。私は,これまでに分子細胞生物学に立脚した方法論を導入し,その課題に取り組んできた。その結果,環境有害因子による細胞の「死に方」を識別することにより,従来の評価法に比べ感度のよい新しい評価法の確立への手がかりを得た。それは,「環境因子によるアポトーシス(自殺死)の誘導」を見い出したことによる。本研究では,アポトーシス誘導を指標とした新しい環境因子の健康影響評価法の確立のために,その分子機構を解明する。
〔内容および成果〕
本研究では,環境因子の「死のシグナル」を伝達する分子を同定するために,下記のような無細胞系cell-freeによるDNAフラグメント化酵素(DNase)の活性測定系を確立した。ブタ腎臓由来培養細胞LLC-PK1の抽出液を単離したヒト遺伝子(genomic
DNA)と混合し反応を始めた。抽出液に含まれているDNaseにより切断され生成するDNAフラグメントを有機溶媒で抽出した。エタノール沈殿で濃縮後,アガロース電気泳動でDNAフラグメントを確認した。すなわち,本研究において,アポトーシスの実行過程に関与すると考えられるDNaseの活性を無細胞系で測定できる系を確立した。
〔備 考〕
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