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研究成果物



 

(3) T細胞分化と抗原提示細胞との相互作用に関する基礎的研究


〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0002AE060
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕野原恵子(環境健康研究領域)・藤巻秀和
〔期 間〕平成12〜14年度(2000〜2002年度)
〔目 的〕T細胞は免疫応答系の制御において中心的役割を果たす細胞群である。T細胞は分化によって異なった機能を有する細胞集団に分かれる。抗原提示細胞との相互作用がその分化に関与していることが近年明らかにされつつあるが,環境化学物質がこの相互作用に及ぼす影響については不明な点が多い。環境化学物質によるT細胞の分化の攪乱はアレルギー疾患の増加に結びつく可能性が考えられている。本研究は,環境化学物質のT細胞-抗原提示細胞間での相互作用への影響を明らかにすることを目的とする。
〔内容および成果〕
 卵白アルブミンで免疫したマウスに2,3,7,8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin(TCDD)を投与し,その脾臓細胞について,T細胞と抗原提示細胞との相互作用に重要な役割を果たす分子の発現をフローサイトメトリーで解析した。その結果,TCDD曝露によってB細胞上のB7-2分子,およびT細胞上のCD40リガンドが低下することが明らかとなった。このことから,B細胞上のB7-2の低下によってT細胞の活性化が抑制され,免疫抑制につながる可能性が示唆された。
〔備 考〕


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