(15) 電磁界及び交絡因子の暴露研究
〔区分名〕文科-振興調整
〔研究課題コード〕9901CB219
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕新田裕史(大気中微小粒子状物質(PM2.5)・ディーゼル排気粒子(DEP)等の大気中粒子状物質の動態解明と影響評価プロジェクトグループ)・黒河佳香
〔期 間〕平成11〜13年度(1999〜2001年度)
〔目 的〕本研究では,我が国において生活環境中の商用周波領域の電磁界と小児がん,とくに白血病と脳腫瘍について健康リスクとの関係を明らかにするための疫学研究において,対象者世帯の磁界レベルの測定,交絡因子の可能性がある大気汚染や室内汚染,自然放射線・ラドンなど測定を行う。
〔内容および成果〕
調査対象世帯における電磁界及び他の環境因子(放射線,ラドン,VOC)の測定プロトコルを作成し,そのプロトコルに基づいて測定が実施した。測定プロトコルは症例と対照における電磁界及び他の環境因子が比較可能となるように手法を標準化し,測定の精度管理を行った。
訪問調査の場合には具体的には以下の通り,測定を実施した。
1)磁界の評価
対象世帯における磁界の評価は対象世帯での実測と対象世帯と送電線との距離等の代替情報の両者によった。実測については,訪問調査時に対象世帯内外の複数ポイントにおけるスポット測定(各ポイント5分間)および対象児の寝室における1週間連続測定を実施した。送電線から100m以内の世帯については,対象家屋から送電線までの地域のスポット測定を併せて実施した。さらに,送電線・配電線・変圧器と対象家屋との位置関係,配線経路を訪問調査時に記録した。
2)その他の環境因子
全対象世帯において居住家屋内外の自然放射線レベルのスポット測定を行った。一部対象世帯において寝室のラドン濃度の測定ならびにVOC成分(ベンゼン等)の分析を行った。
郵送調査の場合には,対象者世帯の寝室において1週間連続の磁界の測定のみを実施した。
これらの環境測定を症例と対照合わせて1000世帯を越える対象世帯において実施し,別途収集される白血病,脳腫瘍等の症状に関するデータおよび質問票によるデータと併合して解析するためのデータベースを完成させた。
〔備 考〕
研究代表者:兜 真徳(首席研究官)
共同研究機関:徳島大学工学部
共同研究者:伊坂勝生(徳島大学工学部)
当課題は重点研究分野W.3.5(13)および(14)にも関連
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