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研究成果物



 

(13) AMSによる個別有機分子の14C測定:分取キャピラリーGCの製作と地球化学的応用


〔区分名〕文科-科研費
〔研究課題コード〕9801CD053
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕柴田康行(化学環境研究領域)
〔期 間〕平成10〜13年度(1998〜2001年度)
〔目 的〕地質学的試料の中の個別化合物毎の14C年代測定を実施できる体制を作り,地球化学的研究への応用を図る。この研究を可能にするための分取キャピラリーガスクロマトグラフの製作と実用化試験,加速器質量分析法による微量試料測定のための試料前処理方法の確立と評価などの一連の技術を開発する。
〔内容および成果〕
 札幌市内で大気粉塵試料を捕集し,その中に含まれる個々の脂肪酸分子を分離,精製して純度を確かめた。これらについて,国環研の微量試料燃焼・グラファイト化システムを使って加速器質量分析用の試料調製を行い,それぞれについての14C年代測定を実施した。粉塵中の脂肪酸はC18とC26に2つのピークを持つ分布パターンを示し,Δ13Cデータから見て短鎖側は海洋生物起源,長鎖側は陸上植物起源と考えられた。短鎖側の14C年代は現代炭素と代わらなかったのに対し,長鎖側はより古い年代を示し,植物による生産後大気中に出るまでに長い時間がかかっている様子が明らかとなった。
〔備 考〕
研究代表者:河村公隆(北海道大学)
(国環研は平成13年度のみ参加)


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