<HOME <Index of 年報(平成13年度)

研究成果物



 

(5) 環境有害物質の甲状腺ホルモン抑制機構の解明


〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0102AE175
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕米元純三(内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクトグループ)・遠山千春・西村典子
〔期 間〕平成13〜14年度(2001〜2002年度)
〔目 的〕ダイオキシン類,PCB類への胎児期,新生児期曝露により甲状腺ホルモン(T4)の低下が報告され,T4低下による脳への影響が示唆されている。しかしながらこれらの物質への曝露によるT4低下のメカニズムはよくわかっていない。本研究はT4の輸送タンパクであるトランスサイレチン(TTR)をノックアウトしたマウスを用いて,ダイオキシン類,PCB類のT4抑制作用におけるTTRの役割を明らかにし,T4低下のメカニズムを明らかにすることを目的とする。
〔内容および成果〕
 13週齢の雄のTTRノックアウトマウスまたは野生型マウスに10,20μg/kgのTCDDを一回経口投与した。7日後に解剖し,血清甲状腺ホルモン(Total T4;TT4,Free T4;FT4,Total T3;TT3,TSH)の定量,肝臓TCDD誘導遺伝子(UDP-glucuronos-yltransferase-1A6;UGT1A6,cytochrome P4501A1;CYP1A1,CYP1A2)の解析を行った。TTRノックアウトマウスでは野生型に比べ血清中T4濃度は低かった。TTRノックアウトマウスでもダイオキシン投与によって,T4低下,UGT-1の誘導が認められ,ダイオキシンによるT4低下は,UGT-1の誘導によるT4の排泄促進が主要なメカニズムと考えられた。
〔備 考〕


先頭へ

 


HOME

Copyright(C) National Institute for Environmental Studies.
All Rights Reserved. www@nies.go.jp