(5) 廃棄物埋立処分に起因する外因性内分泌攪乱物質による環境影響評価に関する研究
〔区分名〕地環研
〔研究課題コード〕0101AH312
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕白石不二雄(内分泌かく乱物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクトグループ)・白石寛明
〔期 間〕平成13年度(2001年度)
〔目 的〕廃棄物埋立処分場からの浸出・漏出水は排出基準に基づき,化学的成分の分析が行われ,その結果により対策がなされている。しかしながら,化学分析のみでは総合的な評価を行うことは不可能であり,一手法として,バイオアッセイを用いることは有効と考えられる。本研究では,産業廃棄物最終処分場からの排水(浸出水及びその処理水)と周辺河川水・地下水について酵母エストロゲンアッセイ法を用いてエストロゲン活性のモニタリングを行い,バイオアッセイ法による環境への影響評価を試みる。
〔内容および成果〕
京都府内12カ所(管理型7,安定型5処分場)の排水及び周辺環境水を含めた127検体についてエストロゲン・アゴニスト活性を調べた。浸出水及び浸透水は,ほとんどの処分場からエストロゲン活性が見いだされ(80%以上),処分場の立地条件や代謝化試験(+S9
test)の結果から,それらの活性は人畜の排泄物由来ではなく,化学物質によるものと推察された。処分場によっては,非常に高い値(E2換算;270ppt)を示すところも見られた。年間を通じて調査した管理型処分場においては,夏から秋にかけて浸出水中のエストロゲン活性は弱まる傾向を示した。さらに,例数を増やして検討中である。
〔備 考〕
共同研究機関:京都府保健環境研究所
共同研究者:中嶋智子・太田真弓・井上 壽(環境衛生課)
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