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研究成果物



 

(4) エストロゲン様物質塩素置換体の内分泌攪乱作用発現機作の解明に関する研究


〔区分名〕地環研
〔研究課題コード〕0101AH311
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕白石不二雄(内分泌かく乱物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクトグループ)・白石寛明
〔期 間〕平成13年度(2001年度)
〔目 的〕水環境中で高い頻度で検出されているビスフェノールA(BPA)やアルキルフェノール(AP)類はエストロゲン様物質であるが,水酸基を有することから塩素処理により塩素置換体の生成が予測された。そこで,これらの一連の塩素置換体を合成して,そのエストロゲン活性を測定することにより,内分泌攪乱作用発現に係わる構造活性相関を評価する。その得られた成果を水質評価や対策の基礎資料とすることを目的とする。
〔内容および成果〕
 BPA,AP類及びそれらの塩素置換体についてエストロゲン活性を酵母Two-Hybridアッセイ法を用いて代謝活性化の有無(+S9 testと−S9 test)の両条件で試験した。塩素置換により,−S9 test ではAP類は活性が弱まり,逆にBPAは強まることが示された。BPAが水酸基のオルト位への塩素置換により活性の増強を示したことは新たな知見であり,活性発現機構を考察する上で重要であることが示唆された。
 上記試験法を環境水へ応用し,富士市・田子の浦港への工場排水が強いエストロゲン・アンタゴニスト活性を示すことが明らかとなった。現在,排水中のアンタゴニスト活性を示す物質の特定を試みている。
〔備 考〕
共同研究機関:静岡県環境衛生科学研究所
共同研究者:深澤 均・渡邊雅之(環境科学部)


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