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研究成果物



 

(15) 酵母アッセイシステムを用いたS9代謝化内分泌かく乱物質の検出と化学構造の決定


〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0105AE181
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕白石不二雄(内分泌かく乱物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクトグループ)・白石寛明・佐野友春・彼谷邦光
〔期 間〕平成13〜17年度(2001〜2005年度)
〔目 的〕内分泌かく乱化学物質は生体に取り込まれると細胞内のホルモンレセプターに結合して蛋白合成を促進したり,あるいは逆に生体内ホルモン(リガンド)の結合を阻害するアンタゴニスト作用により,生体に悪影響を及ぼすことが懸念されている。化学物質の中には,生体内の薬物代謝酵素で代謝され(S9代謝化),ホルモン様作用を発現する物質が産生されることを我々は酵母アッセイのスクリーニングにより確認している。S9代謝化において産生される化学物質は単一ではなく,様々な構造形態が予想される。代謝物質のうち,活性を示す物質の同定を行い,それらの活性を評価する。
〔内容および成果〕
 内分泌かく乱作用が疑われている化学物質について,酵母エストロゲンアッセイにより抗エストロゲン作用を示すアンタゴニスト物質をスクリーニングしたところ,直接試験(−S9 test)ではアンタゴニスト活性は認められず,S9代謝試験(+S9 test)で活性が認められるものが多数あることが明らかとなった。その一つとして,スチレン・トリマーの1e-Pheny1-4a-(1-phenylethyl)-1,2,3,4-tetrahydronaphthaneneのS9代謝化を行い,固相抽出法により濃縮したものについて液クロマトグラフィーによる分画を行ったところ,特定の画分にアンタゴニスト活性を確認した。物質の構造を特定するために,S9代謝物の生産量を上げるシステムを構築中である。
〔備 考〕


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