(5) 微生物分解を用いた汚染環境修復に関する研究
〔区分名〕地環研
〔研究課題コード〕0101AH308
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕岩崎一弘(生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクトグループ)
〔期 間〕平成13年度(2001年度)
〔目 的〕揮発性有機塩素化合物による土壌・地下水汚染は名古屋市内でも問題となっており,工場跡地利用に伴う土壌調査から発覚するケースが増加している。現在,複数の汚染サイトで土壌掘削や地下水揚水による浄化が行われているが,これら物理的処理単独では汚染を完全に除去しきれない場合が多く,処理効率や経費を考慮しながら,新たな処理技術を検討することが必要となってきた。本共同研究では,これまで微生物分解を利用した汚染物質の分解・除去に取り組んできた経緯から,生物処理として実際の浄化対策に活かすべく,汚染現場の調査とともに微生物分解の可能性について検討する。
〔内容および成果〕
名古屋市内の1,2-ジクロロエタンで汚染した河川水およびその底質の調査を実施した。本現場の汚染は地下水由来であることが疑われ,その微生物浄化の可能性について検討した。また,名古屋市内の工場敷地でのテトラクロロエチレン汚染の浄化に嫌気条件での生分解,すなわちHRCR(Hydorogen
Release Compound)の添加による嫌気分解性について検討を行い,添加効果があることが認められた。
〔備 考〕
共同研究者:朝日教智・榊原 靖(名古屋市環境科学研究所)
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