2.2 廃棄物の資源化・適正処理技術及びシステムに関する研究
(1) 埋立地浸出水の高度処理に関する研究
〔区分名〕政策対応型
〔研究課題コード〕9903AB238
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
V.2.1.2 廃棄物の循環資源化技術,適正処理・処分技術及びシステムに関する研究
〔担当者〕稲森悠平(循環型社会形成推進・廃棄物研究センター)・水落元之・徐 開欽
〔期 間〕平成11〜15年度(1999〜2003年度)
〔目 的〕一般廃棄物,産業廃棄物等が処分されている管理型埋立地からは,埋立地浸出水が発生する。この埋立地には多種多様な化学物質が含まれている。さらに近年微量で生物に影響を与える化学物質の存在が懸念されており,これらを適正に処理する処理手法の開発は必須である。本研究では,水環境の水質汚濁,生態系,生体への影響を及ぼす可能性のある埋立地浸出水の高度処理手法について検討し水環境保全を図ることを目的として行った。
〔内容および成果〕
埋立地浸出水中の高濃度窒素,難分解性有機物の処理の検討を行ってきた嫌気・好気循環型生物活性炭処理と,その中間でオゾン処理を組み合わせたハイブリット処理での内分泌攪乱化学物質の除去特性について検討を行った。E-screen
assayの結果,流入水である埋立地浸出水にエストロゲン活性が見られたものの,処理水では減少しており,内分泌攪乱化学物質を除去していることが示唆された。そこで,次に活性汚泥,活性炭,生物活性炭処理の3系の比較検討を行い生物活性炭の処理特性をみることとした。その結果,生物活性炭処理は活性炭処理,活性汚泥処理に比べビスフェノールA,ベンゾフェノンの除去特性,MCF-7細胞を用いたE-screen
assayでは特に,内分泌攪乱化学物質が低減化されてた。このことから,生物活性炭処理では,物理的吸着のみならず付着微生物による作用により内分泌攪乱化学物質を除去しており,除去の有効性が示唆された。
〔備 考〕
共同研究機関:岡山県環境保険センター・神奈川県環境 科学センター
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