(2) 紫外線の健康影響のリスク評価と効果的な予防法の確立に関する研究
〔区分名〕環境-地球推進 A-4
〔研究課題コード〕9901BA291
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕小野雅司(環境健康研究領域)・青木康展
〔期 間〕平成11〜13年度(1999〜2001年度)
〔目 的〕オゾン層の破壊により今後増加が予想される紫外線により引き起こされると考えられる健康影響について,@現実性の高いオゾン層減少シナリオに基づく紫外線変動を明らかにするとともに,A予想される健康影響の大きさを疫学的研究,実験的研究結果に基づいて総合的に評価し,併せて,B効果的な防御方法について検討する。
〔内容および成果〕
過去3年間,以下の研究を行った。@戸外生活時間調査および独自に開発したマネキンモデルを使って,眼鏡や帽子等の紫外線防御効果をも加味した紫外線暴露量評価モデルを作成した。Aレイキャビク(アイスランド)住民を対象に,前回調査(1996年)のフォローアップ調査を実施し,過去5年間の白内障新規発症率等について検討した。Bこれまでに国内外で実施してきた疫学調査対象者について,暴露評価モデルに基づいて眼部紫外線暴露量を推定し,紫外線暴露と白内障発症との量−反応関係を含む定量的な関連性について検討し,推定した紫外線暴露量と皮質白内障,翼状片の間に明瞭な関連性を見いだした。
最後に,現実性の高いオゾン層減少シナリオに基づく今後の紫外線増加について検討するとともに,紫外線増加による健康リスクを明らかにするための検討を行った。併せて,効果的な防御方法についても検討した。
〔備 考〕
研究代表者:山口直人(国立がんセンター研究所)
共同研究機関:アイスランド大学
共同研究者:佐々木一之(金沢医科大学)
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