(3) 気候変化に関わる熱・水循環フィードバック過程の研究
〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0103AE083
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕江守正多(大気圏環境研究領域)
〔期 間〕平成13〜15年度(2001〜2003年度)
〔目 的〕地球温暖化による将来の気候変化において,気温上昇の平均的な大きさや,気温・降水量変化の地理的分布は気候システムに存在する複雑なフィードバック過程を経て決まると考えられる。その多くは,雲,放射,大気境界層,植生を含む地表面などの諸過程の相互作用を通じた,地球の熱・水循環の変調としてとらえることができる。本研究では,主として気候モデルを用いた数値実験により,気候システムに存在する熱・水循環フィードバック過程のうち将来の気候変化において重要と考えられるものを同定し,その性質を解明し,半定量的にその効果を見積もることを目的とする。
〔内容および成果〕
本研究で用いる気候モデル(CCSR/NIES AGCM等)は,現時点で実用に耐える水準の気候再現性を持つが,これをさらに様々な側面から検証し,気候再現性の向上を目的とした改良を行った。具体的には,水蒸気の移流計算の方法をスペクトル法から格子点法に変えることによる水循環過程の計算精度について検討したほか,雲過程,境界層過程についてモデルを改良し,エアロゾルと植生過程の導入を行った。その結果,全球的な降水分布,水蒸気分布のモデルによる再現性を向上することに成功した。
〔備 考〕
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