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研究成果物



 

(14) 温暖化による動物媒介性感染症の増加の予測と効果的予防対策に関する研究


〔区分名〕環境-地球推進 B-10
〔研究課題コード〕9901BA290
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕

〔担当者〕小野雅司(環境健康研究領域)
〔期 間〕平成11〜13年度(1999〜2001年度)
〔目 的〕地球の温暖化による重大な健康リスクが懸念されている動物媒介性感染症について,温暖化に伴うアジア太平洋域における分布域の拡大予測を行うとともに,その規定要因を明らかにし,効果的な予防対策へ資することを目的に,国外の流行地での疫学調査(疾病調査)と媒介蚊の成育に関する実験的研究を実施する。
〔内容および成果〕
 過去3年間に実施してきた疫学調査データ,基礎実験データを集約し,温暖化による動物媒介性感染症へのリスク評価を行うとともに,効果的な予防対策を確定するため,以下の研究を行った。
@雲南省,広西壮族自治区,海南省の60数地区・1994〜2000年(マラリア),雲南省,広西壮族自治区,広東省,海南省の40数地区・1997〜2000年(デング熱)に関して各種資料の収集を行った。収集データに基づいて,媒介蚊の季節的消長並びに患者発生と環境要因との関連について解析を行った。A継続観察中の雲南省内の3地区(高度流行地域,中程度流行地域,非流行地域)における血清疫学調査結果に基づいて,住民のマラリア抗体価の季節変動,経年変化を明らかにし,関連要因について検討した。Bデング熱およびマラリア媒介蚊について実施してきた,異なる温度条件下での成育実験(媒介蚊の発育速度,生存期間,等に関する温度依存性の検討)結果から,デング熱およびマラリア媒介蚊の発育・生存に対して至適温度が存在し,低温での成長阻害とともに過度の高温での生存期間の短縮を示す結果を得た。
 これまでに得られた調査結果に基づいて,温暖化による動物媒介性感染症へのリスク評価を行うとともに,効果的な予防対策についての検討を行った。
〔備 考〕
研究代表者:内山巌雄(国立公衆衛生院)
共同研究機関:中国預防医学科学院寄生虫病研究所・中国海南省熱帯病防治研究所・中国雲南省マラリア防治研究所


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