1.2 地球温暖化に伴う地球環境変動の将来見通しに関する観測・解析・モデリングと影響評価に関する研究
(1) 環境保全に係わる統合評価モデルの開発に関する研究
〔区分名〕経常
〔研究課題コード〕0105AE034
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕甲斐沼美紀子(社会環境システム研究領域)・増井利彦・藤野純一
〔期 間〕平成13〜17年度(2001〜2005年度)
〔目 的〕環境保全に向けた取り組みを評価するために,経済活動,土地利用の変化,リサイクル,ライフスタイルなど環境問題にかかわりのある分野を対象に,様々な学問領域の知見を取り込んだ「統合評価モデル」の開発を行い,環境保全のための各種施策がマクロ経済に与える影響や環境保全や経済発展政策などを総合的に評価することを目的とする。
〔内容および成果〕
次の計画スケジュールで研究を進めている。エネルギー対策・大気汚染対策を中心とした統合政策評価モデルのための基礎技術の開発を行った(13年度)。経済発展と環境制約の関係を評価するモデルのための基礎技術の開発を行う(14年度)。統合政策オプションを評価するモデルのための基礎技術の開発を行う(15年度)。政策評価インタフェースのための基礎技術の開発を行う(16年度)。環境保全・経済発展政策の統合に向けた評価モデルの開発を行う(17年度)。上記の計画に従い,本年度において以下の研究成果を得た:今後地球環境保全のためにはアジア太平洋地域の発展途上国と共同して対策を進めていく必要があるが,現状では途上国における地球環境保全対策の優先度は非常に低いため,他の優先度の高い国内政策と組み合わせて対策をデザインする必要がある。このような地球規模の環境対策とローカルな環境対策を組み合わせる方策の評価手法について検討した。また,バイオエネルギーなどの再生可能エネルギーのアジア太平洋地域における今後の役割を検討するため,まず日本におけるバイオエネルギーの供給可能量に関する見積もりについて調査した。また,世界におけるバイオエネルギーの資源面・経済面での供給可能性を探るため,各種モデルを用いたシミュレーションスタディーを行い長期(2100年)のエネルギーシナリオを検討した。さらに,アジアを対象に今後のモデル開発の参照シナリオとなる中長期(2032年)の再生可能エネルギーシナリオを作成した。
〔備 考〕
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