(15) 地域規模の二酸化炭素排出・吸収量評価方法の開発
〔区分名〕環境-地球一括
〔研究課題コード〕0104BB265
〔重点特別研究プロジェクト名,政策対応型調査・研究名〕
〔担当者〕藤沼康実(地球環境研究センター)・高田雅之・勝本正之・鳥山 敦
〔期 間〕平成13〜16年度(2001〜2004年度)
〔目 的〕広域的大気観測により地域あるいは国規模での温室効果ガスの放出量を見積もることは,国別インベントリーの精度向上のためにも重要・不可欠な解析手法である。
本研究では,森林や都市が100km規模にパッチ状に存在し,かつ,南北が海であるため入出の差が測定しやすい北海道西部(小樽−札幌−苫小牧地域)を対象にして,様々なスケールや方法を駆使した大気観測を総合的に行うことにより,地域規模の二酸化炭素排出・吸収量の評価を試みるケーススタディーを行う。
〔内容および成果〕
本年度には,現地での観測体制の整備を進めるとともに,観測の基盤となる当該地域の二酸化炭素発生量/吸収量に係わる統計データの収集と計算モデルの最適化を進めた。
航空機等による二酸化炭素分布のキャンペーン観測:平成14年度に予定されているキャンペーン観測の現地観測体制の整備のために,航空機等への搭載する観測システムの整備を進めた。また,対流圏輸送モデルによる二酸化炭素分布予測のために,当該地域の気象データを収集解析し,キャンペーン観測の適正計画案を作成した。
モデル計算による観測のデザインとシュミレーション:北海道西部地域の人為的な二酸化炭素発生量・吸収量の把握のために,当該地域の産業活動・運輸活動・民生用燃料消費量等の基盤となる統計データとともに,二酸化炭素吸収源としての土地利用・森林分布のデータを収集し,モデル計算に利用できうる形式に整備した。また,大気の輸送モデルによるシミレーションのためのモデルの最適化作業を進めた。
〔備 考〕
共同研究機関:北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション
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