1.9 内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクトグループ
環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)及びダイオキシン類のリスク評価と管理の手法の開発研究を行うプロジェクト研究グループであり,以下の7つの研究チームを中心にして研究展開をはかってきている。
@計測・生物検定・動態解明研究チームでは,内分泌撹乱化学物質の機器分析や生物試験法の開発をすすめ,全国的なモニタリングに備え,あるいは各種化学物質の評価をすすめる。また開発された分析法等を用いて地域における環境動態の解明をすすめた。
A生体機能評価研究チームでは,内分泌撹乱化学物質の,特に脳・神経系への影響を評価するための測定解析手法の評価を行い,内分泌撹乱化学物質の影響の評価を行った。人の脳観察の手法として,高磁場MRIの開発・応用をすすめた。
B病態生理研究チームでは,内分泌撹乱物質の免疫系への影響を評価するための解析手法の開発を行うと共に,化学物質と我が国において急増している各種のアレルギー疾患との関連について研究を準備した。
C生態影響研究チームでは,巻貝類,魚類,鳥類などの野生生物における個体数減少,性比の変化,生殖器奇形などの異常の有無等についてフィールドを設定して明らかとする研究を行った。また実験室内試験として,無せきつい動物及びメダカ等の試験生物で内分泌撹乱化学物質の影響のバイオマーカーを明らかとする研究をすすめた。
Dダイオキシン健康影響研究チームでは,ダイオキシンの人・生殖・発生影響にかかわるリスクを評価するため,体内負荷量及び生体影響評価指標(バイオマーカー)の開発研究を行うとともに,ヒトにおける感受性要因の解明を行う検討を行った。
E対策技術チームでは,内分泌撹乱化学物質やダイオキシンの処理技術の開発を進めた。また,ダイオキシンの発生や排出抑制のための簡易計測法の検討を行った。
F総合化研究チームでは内分泌撹乱化学物質やダイオキシンの管理と評価のために,地理情報システムをベースとした情報システムの構築を行い,環境予測や汚染分布等の解析及び発生源対策に役立てる総合的な手法の開発を行った。
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