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研究成果物



 

1.4 大気圏環境研究領域

 
 大気圏環境研究領域では,地球温暖化を始めとする地球環境問題への取り組み,環境の総合的管理(都市域の環境対策,広域的環境問題),開発途上国の環境問題,環境問題の解明・対策のための監視観測,の各重点研究分野において,地球温暖化,成層圏オゾン層破壊,酸性雨といった地球規模の環境問題や,都市の粒子状物質大気汚染問題に代表されるような地域的な環境問題を解決するための基礎となる研究を推進した。本年度は,2課題の特別研究,2課題の奨励研究,22課題の経常研究,11課題の外部資金による研究を行ったほか,地球温暖化研究プロジェクト,成層圏オゾン層変動研究プロジェクト,PM2.5/DEP研究プロジェクト等の併任メンバーとして,また地球環境研究センターの併任または協力研究者として,プロジェクト研究推進への協力を行った。
 大気物理研究室では,大気海洋結合気候モデルを用いた温室効果ガスおよびエアロゾルの増減に伴う将来の気候変化のシミュレーション等,気象学・大気物理学を基礎とした大気循環および物質循環の研究を行った。
 大気反応研究室では,気相の化学反応の研究と大気中の反応性微量成分の観測に関する研究を室内実験,野外観測の両面からそれぞれ行った。
 遠隔計測研究室では,レーザーレーダー(ライダー)を用いた観測研究や手法の開発を行うとともに,地上,研究船を利用した黄砂エアロゾルや人為起源エアロゾルの輸送機構,西部太平洋地域のエアロゾルと雲の立体分布と光学特性に関する,広地域にわたる観測的研究を行い解析を行った。
 大気動態研究室では,温室効果気体および関連物質の動態を調べるため,濃度の長期観測や同位体比の測定を行った。また廃坑を利用した人工雲実験を行い,樹木に対する微小水滴沈着の実験を行った。
 酸性雨研究チームでは,酸性大気汚染物質の樹木沈着ならびに環境汚染のタイムカプセル樹木入皮に蓄積した汚染物質の時系列変化に関する測定を行った。また,越境大気汚染の定量化のため,冬季の若狭湾岸での大気汚染物質の観測,発生源インベントリーの精緻化,ソース・リセプターマトリックスの作成を行った。


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