| 研究課題 |
8) 水環境中における界面活性剤の挙動の解明とその共存汚染化学物質の挙動や毒性に及ぼす影響の研究 |
| 〔担当者〕 |
稲葉一穂・矢木修身*1
(*1地域環境研究グループ) |
| 〔期 間〕 |
平成10〜14年度(1998〜2002年度) |
| 〔目 的〕 |
合成洗剤による水環境汚染は,排出量が大量であること,分解により環境ホルモン物質が生成する場合があること,さらには水に不溶の物質を可溶化してその挙動を変化させることなど様々な問題を含んでいる。このような諸問題点を検討するために,合成洗剤の主成分である界面活性剤の挙動を支配する吸着性や移動性,微生物分解性などを測定するとともに,水中及び底泥中の界面活性剤が共存化学物質の挙動にどのような影響を与えるかを検討する。 |
| 〔内 容〕 |
界面活性剤が共存する条件での共存する汚染化学物質の挙動の変化を明らかにするために,殺菌洗剤の殺菌成分として使用されているトリクロサンの水への溶解度と遊離塩素による塩素化反応及び分解反応の速度論的な検討を行った。その結果,界面活性剤ミセルの共存によりトリクロサンの水への溶解度は著しく上昇すること,塩素化及び分解反応は著しく抑えられることが明らかとなった。 |