| 研究課題 |
2) ADEOS-U衛星搭載大気センサー(ILAS-U)の観測データの地上分光(FTIR)データを用いた検証解析に関する基礎的研究 |
| 〔担当者〕 |
中島英彰 |
| 〔期 間〕 |
平成9〜11年度(1997〜1999年度) |
| 〔目 的〕 |
環境庁では,2001年度打ち上げ予定のADEOS-U衛星に搭載予定の大気センサーILAS-Uの開発を行っている。このILAS-Uは,オゾン層破壊に関連したO3,HNO3,NO2,ClONO2などの微量気体成分を観測する大気センサーである。衛星データを科学的な解析に用いるためには,地上からの衛星データの検証が不可欠である。当研究では,地上フーリエ変換赤外分光器(FTIR)を用いてILAS-Uデータの検証を行うための高度分布の導出を行うことを,その目的とする。 |
| 〔内 容〕 |
FTIRは,太陽を光源に用い,地球大気による赤外線の吸収スペクトルを高分解能で測定する観測器である。その吸収線の形から,非線型逆変換繰返最少二乗法を用いることにより,各種微量気体成分の鉛直カラム量及び高度分布を導出することが可能となる。本研究では,すでにスウェーデン・キルナで得られたFTIRスペクトルの解析を行い,O3の高度分布を導出しILASデータと比較し,良好な一致を見た。引き続き,HNO3,HCl,HFなどの成分についても,高度分布導出の可能性について検討を行った。今回確立した手法は,ILAS-Uの検証解析に使用する予定である。 |
| 〔発 表〕 |
A-41,45,a-35 |