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環境情報センター


2.環境数値データファイルの整備と提供



1 データファイルの整備
 環境研究及び環境行政において必要とされる環境数値データを広く収集・整理し,電子計算機によるアクセスが可能な形で蓄積し,提供することは,環境情報センターの主要な任務の一つである。平成10年度においては,前年度に引き続き大気環境データ及び水質環境データを収集してデータファイルの整備を行った。

(1)大気環境データファイル
 大気環境データは,(1)大気環境時間値データファイル (2)大気環境時間値データファイル;国設局 (3)大気環境月間値・年間値データファイル (4)大気測定局属性情報ファイル (5)大気測定局マスターファイルにより構成されている。平成10年度は,前年度に引き続きデータファイルの作成を行った。
 各ファイルの内容は以下のとおりである。
 (1)大気環境時間値データファイル
 大気汚染防止法に基づき都道府県が実施する大気環境常時監視の1時間値測定結果をデータファイルに収録する作業は昭和52年度より開始し,収録項目を逐次充実してきたところである。平成10年度は,平成9年度測定に係る関東・愛知・近畿・中国・北九州地方の測定局(18都府県,1,245局)について,大気汚染物質(窒素酸化物,浮遊粒子状物質,二酸化イオウ,一酸化炭素,光化学オキシダント,非メタン炭化水素等15項目)及びその他項目(気象要素等10項目)等の各測定結果データを収録した(延べ10,381件)。
 (2)大気環境時間値データファイル;国設局
 (1)と同様に,全国の国設大気測定所及び国設自動車排出ガス測定局(24局)についても,常時監視の1時間値測定結果を収録した(延べ308件)。
 (3)大気環境月間値・年間値データファイル
 環境庁大気保全局は,大気汚染防止法に基づき,毎年,都道府県より報告を受けた大気環境常時監視測定結果をとりまとめ,データファイルに収録している。当センターでは,大気保全局よりこのデータファイルの提供を受けて,昭和45年度測定結果から整備している。平成10年度は,平成9年度測定に係る全国の測定局(2,141局)について,大気汚染物質11項目の各測定結果データを収録した(延べ12,413件)。
 なお,平成10年度も,前年度に引き続き,大気保全局の平成9年度測定結果データファイル及び測定結果報告書の作成について,支援を行った。
 (4)大気測定局属性情報ファイル
 国立環境研究所及び環境庁大気保全局は,毎年「大気測定局属性調査」を実施し,全国の測定局の設置状況を調査している。当センターでは,属性情報管理システムを整備し,上記調査表を基に,データ更新,管理台帳の作成,データファイル作成等の業務を行っている。属性情報ファイルは,各年度の調査結果をファイルに収録したものである。平成10年度は,平成9年度調査結果に係る情報を収録した。また,希望する地方公共団体等に対し,所管区域内設置局の調査結果を収録したフロッピーディスクを配布した。
 (5)大気測定局マスターファイル
 測定局マスターファイルは,上記属性情報ファイルの収録内容のうち,大気測定局に関する基礎的情報を収録したファイルである。平成10年度は,平成9年度調査結果に係る情報を収録した。

(2)水質環境データファイル
 水質汚濁防止法に基づき,昭和46年度から全国公共用水域水質調査が実施されている。この調査結果をデータファイルに収録する作業は昭和51年度より開始し,収録項目を逐次充実してきたところである。平成10年度は,前年度に引き続き水質環境データファイルの作成を行った。
 水質環境データファイルは,(1)公共用水域水質データファイル (2)公共用水域水質データ年間値ファイル (3)公共用水域水質マスターファイルにより構成されており,その内容は以下のとおりである。
 (1)公共用水域水質データファイル
 平成10年度は,平成9年度測定に係る全国公共用水域の全測定点(8,757地点,延べ120,130測定)について,生活環境項目(pH,DO,BOD,COD,SS,大腸菌群数,n−ヘキサン抽出物質(油分等),全窒素,全リン)及び健康項目(カドミウム,全シアン,鉛,クロム(6価),ヒ素,総水銀,アルキル水銀,PCB等計23項目)等の各測定結果データを収録した。
 (2)公共用水域水質データ年間値ファイル
 年間の測定結果について,最高値,最低値,平均値,測定回数及び環境基準達成回数等を測定点ごとに集計し,生活環境項目,健康項目等の項目別に年間値ファイルを作成した。
 (3)公共用水域水質マスターファイル
 水質マスターファイルは公共用水域の水質測定点に関する情報を収録したファイルであり,データの検索や環境基準適合の判定などに用いる基礎的情報を持っている。平成10年度は,前年度に引き続き,変更地点等の調査結果に基づいて,地点統一番号,地点名称,指定類型,達成期間,緯度,経度などをマスターファイルに収録した。
 以上のファイルは,環境庁水質保全局の行う公共用水域水質測定結果調査と密接な関係にあり,同調査によって得られた内容を当センターで収録・集計等の業務を行う過程で作成されたものである。環境庁水質保全局が平成10年12月に発表した「平成9年度公共用水域水質測定結果について」及び同局監修の「全国公共用水域水質年鑑」の内容は,この作業結果を基礎としている。

2 データファイルの提供

(1)貸出による提供
 環境数値データファイルは,「環境データベース磁気テープ貸出規程」に基づき,従来より庁内及び行政機関・研究者等への提供業務を行っている。平成10年度は,計139ファイルの貸出を行った。

(2)コピーサービスによる提供
 環境数値データファイルが環境研究及び環境行政にとどまらず,民間機関を含め広く社会的に利用されるよう,「コピーサービス用磁気テープ貸出規程」に基づき,(財)環境情報普及センターを通じて,磁気テープコピーサービスによる有償提供を行っている。平成10年度は計123ファイルの提供を行った。

(3)環境数値データファイルに係る「データ提供システム」の整備
 環境数値データファイルは,本研究所ネットワーク上に設置されたデータベースサブシステム(dbsv3)上に保存されており,これらのデータファイルの提供業務の効率を図るとともに,ユーザの多様なニーズに対し,よりきめ細かな対応ができるよう,「データ提供システム」の整備を進めている。
 平成10年度は,平成9年度に整備した各データファイルごとに,検索条件を指定することにより,任意データの抽出を行うとともに,出力条件を指定することにより,任意の形式のファイル出力を行うことができる「データ抽出プログラム」を基にイントラネット上から利用できるWeb対応システムの開発を行った。


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