| 10)湖沼沿岸帯に生息する底生生物の生息環境に関する研究 |
| 〔担当者〕 |
上野隆平・高村典子*1
(*1地域環境研究グループ) |
| 〔期 間〕 |
平成7〜11年度(1995年度〜1999年度) |
| 〔目 的〕 |
水草帯などの湖沼沿岸帯の保全のためには,種間関係などの生物学的な環境構造を把握することが不可欠である。しかし,無脊椎動物など小型の生物,特に底生生物の生態については不明な部分が多い。本研究では,湖沼沿岸帯の底生生物の生息環境の基礎的なデータを蓄積することを目的とする。 |
| 〔内 容〕 |
本研究所内の実験池の底生動物について食性を調査した結果,優占種であるフタバカゲロウや一部のユスリカはデトリタス食者であり,各生息場所に豊富な藻類またはデトリタスを利用でき,餌選択性が低いことが確認された。
貧栄養湖である十和田湖のユスリカ相を明らかにした。水深23mまでの2ヵ所の沿岸帯で採集されたものについては種数と水深との関係ははっきりしなかったが,より遠浅の地点の方が種数が多かった。また,別に調査された水深5〜40mまでの4地点でのデータでは,5mでの9種から40mでの2種まで水深の増加に伴って種数は減少した。 |
| 〔発 表〕 |
h−3 |