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「オゾン層の将来予測と3次元化学モデルの研究」のあゆみ

 国立環境研究所における成層圏オゾン層をめぐる研究は1996年以来、以下の課題について行われています。

課題1「衛星データ等を活用したオゾン層破壊機構の解明及びモデル化に関する研究」
平成8~10年度(環境庁地球環境研究総合推進費

サブテーマ:化学輸送モデルによる極渦の物理・化学過程に関する研究

(1) 化学-放射-力学結合化学輸送モデルによる極渦・化学過程の解明
(2) 化学輸送モデルによる極渦の物理・化学過程の解明
極渦内および周辺のオゾン層破壊機構を解明するために、化学輸送モデルの開発を行いました。また、化学輸送モデルに組み込まれている光化学反応の検証やモデルの改良を行いました。

課題2「オゾン層回復を妨げる要因の解明に関する研究」
平成11~13年度(環境省地球環境研究総合推進費)

サブテーマ:温暖化および大気組成変動がオゾン層破壊に及ぼす影響のモデル化に関する研究

 地球温暖化や成層圏エアロゾル変動がオゾン層破壊に及ぼす影響をみるために、化学輸送モデルの改良や整備を行いました。

課題3「オゾン層破壊の将来予測のためのモデル開発および検証に関する研究」
平成13年度(環境省地球環境研究総合推進費 FS)

サブテーマ:成層圏オゾン変動のモニタリングと機構解明

 オゾン層変動の将来予測に向けて、成層圏プロセスを取り入れた大気大循環モデルの問題点を明確にしました。次に数値モデル、データ解析、反応実験、観測などの研究者が分野を超えた共通の問題意識のもとに、モデルの抱える問題点の克服と今後の予測を行う上での必要となる観測データや反応データの整備戦略の検討を行いました。

課題4「成層圏オゾン層変動のモニタリングと気候解明プロジェクト」
平成13~17年度(重点特別研究プロジェクト)

 ILAS、ILAS-Ⅱ、オゾンライダー、ミリ波オゾン分光計によるオゾン層破壊の監視と共に、化学輸送モデル、化学気候モデルの開発を行い、オゾン変動解析およびオゾン層の将来変化の予測を行いました。

課題5「オゾン層破壊の長期変動要因の解析と将来予測に関する研究」
平成14~18年度(環境省地球環境研究総合推進費)

サブテーマ:温室効果気体の増加がオゾン層に与える影響の定量化に関する研究

 化学気候モデルの整備とモデルによるオゾン分布などの再現性の評価を行いました。さらに二酸化炭素などの温室効果気体の増加やそれに伴う海面水温の変化がオゾン層変動に及ぼす影響を、化学気候モデルを使って調べました。


これらの研究は以下の組織・スタッフにより実施されてきました。

研究担当者

  • 成層圏オゾン層変動研究プロジェクトグループ
    中根 英昭、今村 隆史、高橋 正明(東大気候システム研究センター)、笹野 泰弘、神沢 博(現 名古屋大学)、中島 英彰、杉田 考史、横田 達也、林田 佐智子(現 奈良女子大学)、杉本 伸夫、塩谷 雅人(京都大学)、Lukyanov Alexander(ロシア中央大気観測所)、滝川 雅之(地球環境フロンティア)、黒川 純一、菅田 誠治、吉識 宗佳(現 ボストンコンサルティング)、坂本 圭(現 全日空)、Zhou Libo(中国科学院大気物理研究所)、秋吉 英治、永島 達也