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環境数値データベース/環境GIS

公共用水域の水質測定結果データの説明(測定方法)

 

生活環境項目

公共用水域の水質汚濁に係る環境基準のうち生活環境の保全に関する環境基準の定められている項目で、具体的にはpH、BOD、COD、SS、DO、ノルマルヘキサン抽出物質、大腸菌群数、全窒素、全燐等の基準値が設定されている。

項目測定方法
pH
(水素イオン濃度指数)
日本工業規格 K0102の12.1に定める方法(ガラス電極法)又は、ガラス電極を用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果を得られる方法
DO
(溶存酸素量)
日本工業規格 K0102の32に定める方法(容量分析法、隔膜電極法)又は隔膜電極を用いる水質自動監視測定装置によりこれと同程度の計測結果の得られる方法
BOD
(生物化学的酸素要求量)
日本工業規格 K0102の21に定める方法 (標準希釈法(試料検水を希釈水または植種希釈水で希釈し、20℃で5日間密閉保存し、その前後における溶存酸素量の差を計測する方法))
COD
(化学的酸素要求量)
日本工業規格 K0102の17に定める方法(過マンガン酸カリウム法) (ただし、B類型の工業用水及び水産2級のうちノリ養殖の利水点における測定方法はアルカリ性法 )
油分
(ノルマルヘキサン抽出物質量)
付表9に掲げる方法 抽出−重量分析法(微酸性の試料(一定量)にヘキサンを加えて混合し、静置して上層になる溶媒層に分配する物質を抽出したのち、脱水ろ過語、80℃でヘキサンを揮散させたとき残留する物質を測定する方法)
大腸菌群数 最確数による定量法 希釈−培養−計数法(採取した水を一定時間培養した後、大腸菌数を計測する方法)
SS
(浮遊物質量)
付表8に掲げる方法 重量分析法(試料水をろ過剤でろ過し、残った物質を乾燥して、その重量から浮遊物質量を計測する方法)
全窒素 日本工業規格 K0102の45.2、45.3又は45.4に定める方法 総和法(還元蒸留+分解蒸留)、インドフェノール青吸光光度法、酸化分解−UV法
全燐 日本工業規格 K0102の46.3に定める方法 分解−吸光光度法(モリブデン青)
  • (備考)単位の説明
  • mg/L: 重量濃度を表す単位で、1mg/L とは、水1L(リットル)中に物質が1mg 含まれる場合をいう。
  • MPN/100mL: 大腸菌群は、MPN(most probable number)最確数で表示される。 MPN/100mL とは、所定の培養による定量法により求めた 100mL 中の最確数をいう。
 

健康項目

水質汚濁に係る環境基準のうち人の健康の保護に関する環境基準の定められている項目で、昭和46年は8項目だったが、以降、順次追加設定され、平成11年に硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、ほう素の3項目追加されて26項目となった。

項目測定方法
カドミウム 日本工業規格 K0102の55 に定める方法 (フレーム原子吸光法、フレームレス原子吸光法、ICP発光分析法、ICP/MS法)
全シアン 日本工業規格 K0102の38.1 及び 38.2 に定める方法1、又は JIS38.1.2 及び 3.83 に定める方法 (ピリジンピラゾロン吸光法、4−ピロジンカルボン酸ピラゾソン吸光法)
日本工業規格 K0102の54 に定める方法 (ジフェニルカルバジド吸光法、レーム原子吸光法、フレームレス原子吸光法、ICP発光分析法、ICP/MS法)
六価クロム 日本工業規格 K0102 の 65.2 に定める方法 (ジフェニルカルバジド吸光法、フレーム原子吸光法、フレームレス原子吸光法、ICP発光分析法、ICP/MS法)
砒素 日本工業規格 K0102 の 54 に定める方法(水素化物発生原子吸光法、水素化物発生ICP発光分析法)
総水銀 付表1に掲げる方法(還元気化原子吸光法)
アルキル水銀 付表2に掲げる方法(溶媒抽出GC法(電子捕獲検出器))
PCB 付表3に掲げる方法(溶媒抽出GC法(電子捕獲検出器))
ジクロロメタン 日本工業規格 K0125 の 5.1、5.2 又は 5.3.2 に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(水素炎イオン化検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法)
四塩化炭素 日本工業規格 K0125 の 5.1、5.2、5.3.1、5.4.1 又は 5.5 に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、溶媒抽出ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器)))
1,2-ジクロロエタン 日本工業規格 K0125 の 5.1、5.2、5.3.1 又は 5.3.2 に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法((電子捕獲検出器、水素炎イオン化検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法))
1,1-ジクロロエチレン 日本工業規格 K0125 の 5.1、5.2 又は 5.3.2 に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(水素炎イオン化検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法)
シス−1,2-ジクロロエチレン 日本工業規格 K0125 の 5.1、5.2 又は 5.3.2 に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(水素炎イオン化検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法)
1,1,1-トリクロロエタン 日本工業規格 K0125 の5.1、5.2、5.3.1、5.4.1又は5.5に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、溶媒抽出ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器))
1,1,2-トリクロロエタン 日本工業規格 K0125 の5.1、5.2、5.3.1、5.4.1又は5.5に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、溶媒抽出ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器))
トリクロロエチレン 日本工業規格 K0125 の5.1、5.2、5.3.1、5.4.1又は5.5に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、溶媒抽出ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器))
テトラクロロエチレン 日本工業規格 K0125 の5.1、5.2、5.3.1、5.4.1又は5.5に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、溶媒抽出ガスクロマトグラフ法(電子捕獲検出器))
1,3-ジクロロプロペン 日本工業規格 K0125 の5.1、5.2又は5.3.1に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(電子捕獲検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法)
チウラム 付表4に掲げる方法(溶媒抽出HPLC法、固相抽出HPLC法)
シマジン 付表5の第1又は第2に掲げる方法(溶媒抽出ガスクロマトグラフ質量分析法(アルカリ熱イオン型検出器)、固相抽出ガスクロマトグラフ質量分析法(アルカリ熱イオン型検出器))
チオベンカルブ 付表5の第1又は第2に掲げる方法 (溶媒抽出ガスクロマトグラフ質量分析法(アルカリ熱イオン型検出器、電子捕獲検出器)、固相抽出ガスクロマトグラフ質量分析法(アルカリ熱イオン型検出器、電子捕獲検出器))
ベンゼン 日本工業規格 K0125 の5.1、5.2又は5.3.2に定める方法(バージ・トラップガスクロマトグラフ質量分析法(水素炎イオン化検出器)、ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析法)
セレン 日本工業規格 K0102 の67.2又は67.3に定める方法(水素化物発生原子吸光法、水素化物発生ICP発光分析法)
亜硝酸化合物及び硝酸化合物 硝酸性窒素は、日本工業規格 K0102の43.2.1、43.2.3又は43.2.5に定める方法 亜硝酸性窒素にあっては日本工業規格 K0102の43.1に定める方法による。 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度は、規格43.2.1、43.2.3又は43.2.5により測定された硝酸イオンの濃度に換算係数0.2259を乗じたものと規格43.1により測定された亜硝酸イオンの濃度に換算係数0.3045を乗じたものの和とする。
ふっ素 日本工業規格 K0102 の34.1に定める方法又は付表6に掲げる方法(イオンクロマトグラフ法)
ほう素 日本工業規格 K0102 の47.1又は47.3に定める方法又は付表7に掲げる方法(IPC質量分析法)
  • (備考) 単位は全て mg/L である。
  • mg/L :重量濃度を表す単位で、1mg/L とは、水1L(リットル)中に物質が1mg 含まれる場合をいう。