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Q4 放射性セシウムの濃度が高いのはどのような魚ですか?
海水魚では2015年以降、放射性セシウム濃度の基準値(1kgあたり100ベクレル)を超えたものは見つかっていません。一方、原発に近い一部の地域ではヤマメ・イワナ・アユ・ウグイなどの川や湖に生息する淡水魚の放射性セシウム濃度がいまだに高いため、出荷が制限されている状況です。この原因として、川ではまだ放射性セシウムを含む餌が多く残っていることや、浸透圧の違いにより、淡水魚は生理的に放射性セシウムを排出しにくいことがわかっています。