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研究・活動内容-PG1-第3期:放射能汚染廃棄物

第3期中期計画(2011-2015年度)の研究

研究・活動内容

PG1(放射能汚染廃棄物) 環境回復研究プログラム

研究の概要

放射性物質に汚染された廃棄物等の処理処分技術・システムの確立を目的として、放射性物質に汚染された廃棄物や土壌等の適正な管理システムの開発に関する調査研究を実施するとともに、科学的知見を集積・提供して、喫緊の課題である汚染廃棄物等の適正かつ円滑な処理の推進に貢献しました。

具体的には、以下の課題を実施しました。

  • PJ1 処理プロセスでの制御技術システムの開発・評価
  • PJ2 処理施設の長期管理等技術の確立
  • PJ3 フローストックモデルの構築、測定モニタリング技術等の確立

研究の成果

処理処分等技術・システムの確立に必要な調査研究を実施し知見を集積することで、国の技術 基準・指針等への反映・活用、得られた知見の体系化・情報発信を行いました。具体的には、 PJ1では、焼却時における放射性セシウムの挙動を予測するためのシミュレータを開発し減容化 処理や中間貯蔵の減容化処理計画を支援し、PJ2では原発事故後の早い段階で放射性セシウムの 溶出・吸着特性を実験的に把握し処分場の埋立構造や維持管理要件の提言を行い、PJ3では廃棄 物等に係る放射性Csのフロー・ストックと被ばく線量評価の枠組みを構築しました。

PJ1 処理プロセスでの制御技術システム開発・評価
  • マルチゾーン平衡計算を用いた焼却シミュレータを開発し、熱処理過程における放射性物質の挙動を解明。
  • 土壌や植物体、吸着材、焼却灰等に対する放射性Cs収脱着特性を解明。
  • 汚染廃棄物処理処分のための一連の技術(飛灰洗浄、浸出水放射性Cs検知、汚染コンクリートの除染 と再利用、放射性Csの不溶化・固型化物、最終処分場用コンクリートとキャッピング、除染物保管) の開発・評価。
  • 法令や指針等策定時の基礎的知見となり、個別課題解決にも活用。
PJ2 処理施設の長期管理等技術の開発
  • 将来焼却解体時に課題となる焼却施設耐火物について、放射性Cs蓄積の実態と挙動、クリーニング効果等を解明。
  • 処分場内放射性Csの挙動解析システムを構築し、国や自治体に特定一廃・産廃の具体的な埋立方法を提示。技術者育成業務にも活用。
PJ3 フローストックモデルの構築、測定モニタリング技術等の確立
  • 様々な放射線量・放射能濃度の測定装置を汚染廃棄物関係の現場に適用。
  • 放射性核種の試料採取から調製、濃度測定に関する分析精度等を評価。
  • 環境省の「放射能濃度等測定方法マニュアル」等に反映。
  • 廃棄物等に係る放射性Csのフロー・ストックと被ばく線量評価の枠組みを構築
  • 時間変化する社会状況を考慮して放射線のリスクガバナンスのあり方を提示

環境儀第58号

環境回復研究プログラム(放射能汚染廃棄物)の成果の俯瞰