国立環境研究所 公開セミナーin沖縄 未来へつなぐ環境研究〜沖縄からの発信〜開催報告
5月19日(水)に沖縄県、環境省那覇自然環境事務所の後援を得て、沖縄県市町村自治会館ホール(沖縄県那覇市)において、『国立環境研究所 公開セミナーin沖縄 未来へつなぐ環境研究〜沖縄からの発信〜』を開催しました。当日は213人の皆様にご来場いただき、会場内も超満員の盛況となりました。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
セミナーは、当研究所大垣理事長の基調講演にはじまり、国立環境研究所と沖縄県衛生環境研究所の研究者が、沖縄地域をフィールドとした「温室効果ガス」、「越境大気汚染」、「サンゴ礁」、「生物多様性」など、8課題の多様なテーマの講演を行いました。来場者の皆様が熱心に聴き入っている様子がとても印象的でした。また、来場の皆様のみならず、講演者にとっても、非常に有意義な場となりました。
今後とも、国立環境研究所では、沖縄地域における環境に関する調査・研究活動に一層取り組んでまいります。
《講演テーマ、講演者一覧》
・波照間における温室効果ガスの観測 | |
グローバルなこととローカルなこと | 向井人史(地球環境研究センター) |
・空を飛んでくる微粒子 | |
東アジアの大気環境と沖縄 | 高見昭憲(アジア自然共生研究グループ) |
・沖縄でも高濃度光化学オキシダントを観測 | 友寄喜貴(沖縄県衛生環境研究所 環境科学班) |
・生物多様性保全の新しい試み | |
ホットスポットとしての沖縄 | 桑名 貴(環境研究基盤技術ラボラトリー) |
・沖縄のサンゴ礁の過去、現在、未来 | 山野博哉(地球環境研究センター) |
・赤土等の流出とサンゴ礁の保全 | 仲宗根一哉(沖縄県衛生環境研究所 環境科学班) |
・生物多様性を育むマングローブ生態系 | |
窒素を固定する微生物のはなし | 井上智美(アジア自然共生研究グループ) |
・外来生物対策における南西諸島の重要性 | 五箇公一(環境リスク研究センター) |
《セミナーの写真集》

会場内の様子

大垣理事長による基調講演

講演の様子(1)

講演の様子(2)

会場ロビーでのポスター展示
(※今後、ホームページに公開セミナーの動画を配信する予定です)
国立環境研究所 公開セミナー in 沖縄 未来へつなぐ環境研究 〜沖縄からの発信〜 (開催のお知らせ)